株式会社アセラ
農薬通信バックナンバー
農薬通信
2001年4月号『一般』

登録日2001/04/26

|||||モスピラン粒剤(土壌施用殺虫剤)||||||
 庭先のツツジやサツキの葉色が悪く、葉表に白いかすり状の斑点がある場合、葉裏を観察してみると、体長3〜4mmの透けた羽をもち軍配の形に似た虫が寄生していた。或いは、虫がいなくても葉裏に小黒点が付着していたという経験があると思います。これはツツジグンバイという虫で、小黒点はツツジグンバイの排泄物にカビ(すす病)が寄生したものです。発生初期または、発生前(例年被害がある場合)にモスピラン粒剤を1平米あたり6g株元散布することによって防除できます。モスピラン粒剤は野菜地帯で、アブラムシ等の防除に1kg包装が良く使用されていますが、家庭菜園向けに180gポリビン包装の商品もあります。このボトルは、下に向け5回振り出すと、約2gが処理できます。

|||||庭木の下草管理||||||

 昨年の12月号で、カソロンやカペレンといったDBNを主成分とする除草剤による庭木の下草管理は、気温の上昇した5月以降の使用では薬害の恐れがあるので、気温が比較的低温で推移する4月までに処理をすませてくださいと紹介しました。今月は、その後も使用可能な土壌処理剤(種子の発芽を抑制)について紹介します。

スナップショット粒剤
 スナップショット粒剤は、雑草の発生前に1平米当り植付活着後であれば15〜20g(植付後では6〜8g)使用することで、約6ヶ月間雑草の発生を抑える、従来の薬剤の中で最も残効期間の長い土壌処理剤です。生えている雑草には効果 がないので、雑草発生前もしくは除草直後に使用してください。

◆◆◆ 登録内容

つばき・さざんか・つつじ・さつき・どうだんつつじ・かいづかいぶき・このてがしわ・においひば・はいびゃくしん・かなめもち・ピラカンサ・しゃりんばい・ゆきやなぎ・ひいらぎなんてん・なんてん・いぬつげ・つげ・アベリア・とべら・じんちょうげ・くちなし

◆◆◆ 注意事項
①
草花・野菜・芝にはかからないようにしてください。
②
水産動物に影響を及ぼすので、養殖池などの周辺では使用しないでください。

お詫び:
1月号の絵図において雑草名(ホトケノザ、ヒメオドリコソウ)を取り違えて掲載していました。
謹んでお詫び申し上げます。現在は訂正されています。

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