株式会社アセラ
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農薬通信
2008年3月号『一般』

登録日2008.3.19

|||||||  環境にやさしい殺ダニ剤「アカリタッチ乳剤」  |||||||

 アカリタッチ乳剤の効果は、散布された薬液がハダニ類成虫の虫体を被覆して気門を封鎖し窒息死させるもので、きわめて速効的に作用します。本剤の効果が気門を封鎖するという物理的作用によるため、抵抗性が発達する心配がないことも特長です。他の気門封鎖型薬剤はそのほとんどが100倍で使用しますが、本剤は1,000倍から2,000倍と高倍率(低濃度)で使用できます。また、有効成分である「プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル」は食品添加物として認可されており、作物、土壌等環境への残留のおそれがありません。

< 特 長 >

  • 有効成分は食品添加物としても使用されているため、人や環境にやさしい。
  • ミカンハダニ、ナミハダニ、カンザワハダニ等の成虫に速効的に効果を示す。
  • 物理的に作用するため抵抗性のつくおそれがなく、連続散布が可能。
  • チリカブリダニ、ミツバチ、マルハナバチに対する影響が少ない。
  • 収穫前日まで使用できる。

< アカリタッチ乳剤 登録内容 > 有効成分:プロピレングリコールモノ脂肪酸エステル 70.0%

 

作物名
適用雑草名
希釈倍率

使用液量/10a

使用時期
本剤の使用回数
使用方法
野菜類
ハダニ類 1,000〜2,000倍 100〜400L
収穫前日まで
- 散布
うどんこ病 2,000倍
果樹類 ハダニ類 1,000〜2,000倍 200〜700L

<  上手な使い方・ 使用上の注意   >
  • 薬剤の性質上、散布ムラがあると効果が発揮されませんので、葉裏までていねいに散布してください。(効果・薬害)
  • 薬液の調整に当たっては充分撹拌し、薬液調整後直ちに散布し、使い切ってください。(効果・薬害)
  • 散布液が溜まるような状態では、油浸状・茶褐色の薬害(イチゴの果実等)が発生することがありますので、薬液の乾きやすい時に登録の範囲内の少ない散布量で散布してください。(薬害)
  • 高温時や日射の強い時間帯または寒暖の差が激しい時期の散布は避けてください。(薬害)
  • 本剤はハダニの卵には効果がなく、また残効性が期待できないので、5〜7日間隔での連続2回散布や他剤とのローテーション散布を行ってください。(効果)
  • 初めて使用する場合は、小規模試験で薬害の有無を十分確認してから使用してください。
  • 展着剤は加用しないでください。(効果・薬害)本剤をうどんこ病に使用する場合は、発病初期に散布してください。

※  登録内容を守り、ラベルに記載されている注意事項を確認して安全にご使用ください。


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