|||||||　 オンリーワンフロアブル適用拡大のお知らせ 　|||||||

　オンリーワンはバイエルクロップサイエンス株式会社が開発した殺菌剤で、果樹ではもも・ネクタリンの黒星病、ホモプシス腐敗病、灰星病、おうとうの灰星病、炭疽病などの防除剤として山梨県果樹病害虫防除暦に採用されています。

　本剤はEBI剤に分類され、幅広い抗菌スペクトルと浸透性を有し、予防及び治療効果を具備するため、上記作物の他にりんご・なしの黒星病、うどんこ病、かきの炭疽病、うどんこ病、ねぎのさび病、茶の炭疽病、もち病などに登録があり、主要殺菌剤として使用されています。

今回の農薬通信では、オンリーワンフロアブルの適用拡大についてお知らせします。今回、ぶどう、なし、すもも等主要果樹への登録が拡大されました。また、おうとう、ネクタリンでの使用時期が前日まで使用可能となり、混植園や隣接園で飛散の心配が大幅に軽減されました。

＜　 オンリーワンフロアブル果樹での登録内容 　＞ 　 赤字が今回拡大部分

＜　その他　＞

• 弊社試験では、ぶどうの幼果期（小豆大）の使用で果実汚染および果粉溶脱が非常に少ないことが確認されており、ぶどう果実に直接散布する最終のスリップス防除剤（アドマイヤーフロアブル5,000倍）との混用散布も可能です。ただし、大豆大を過ぎてからの混用散布では、他の殺菌剤同様に果実汚染や果紛溶脱に影響する場合がありますので、小規模試験を行ってからご使用ください。また、ぶどうのうどんこ病について適用拡試験中です。

※　 登録内容を守り、注意事項を確認するとともに周辺作物へ飛散させないよう、正しくご使用ください 。